僕の贈りもの・ミックス違いについて
オフコースの「僕の贈りもの」はシングルを始め、オリジナルアルバム、ベストアルバムなど多くのアルバムに収録されています。聴いているうち、大きくわけると2つのバージョン(ミックス違い)があることに気がつきました。
★シングルとオリジナルアルバム「僕の贈りもの」バージョンについて
エレキベースの音量。
シングルのほうがエレキベースの音量が大きく、「僕の贈りもの(アルバム)」ではエレキベースの音を抑えている(音量を小さくしている)と思います。
「僕の贈りもの(アルバム)」では、とくに曲の冒頭15秒の「ラ〜ラララ〜」のコーラス部分のベースの音が小さいと思います。2005年の紙ジャケットの田家秀樹さんのライナーノーツには「アカペラから始まるイントロ」と書かれていますが、エレキベースの音はボリュームを上げて聴かないと聴き取らないくらいの音量だと思います。
コーラスの聴こえ方。
シングルおよび「SELECTION 1973-78」は、「僕の贈りもの(アルバム)」よりもコーラスが左右のスピーカーから分かれて聴こえてきます。
最初の「ラ〜ララララ〜」、軸になるツインボーカル(小田さんとヤスさんのユニゾン)と一緒に聴こえる「ラ〜、ラ〜」と伸ばしている2声のコーラス。
シングルでは、左からの声が高く、右が低いのがよく分かります。
「僕の贈りもの(アルバム)」では、この2声のコ―ラスが一緒に聴こえてくる感じが強く、歌声の響きがUPしたような印象を持ちました。
「それでも好きな人が〜」のあとからの「ハァ〜」のコーラス。
シングルは、左右にコーラスが分かれています。
(左は小田さん、右はヤスさんのファルセットだと思います。小田さんの地声のコーラスはシングルのほうがよく聴こえます)
ここのコーラスも「僕の贈りもの(アルバム)」では、一緒にミックスした声で聴こえてきます。
「この歌は〜」のところの「ア〜」の低めのコーラス(低音から上げていく)、シングルでははっきり聴こえますが、「僕の贈りもの(アルバム)」ではよくわかりませんでした。(1・2番とも同様)
2番、「僕からあなたへの〜」に続けて「こころから〜」と入りますが、シングルでは左から、「僕の贈りもの(アルバム)」では右から聴こえてきます。
太鼓の響き。
1番のあとの間奏で聴こえる太鼓、「僕の贈りもの(アルバム)」ではエコーがふんだんにかかっているのがよく分かります。
後奏の長さ。
シングルのほうが長く、またステレオ感たっぷりにストリングスの音色を聴くことができます。
※コーラスのステレオ感そのままに後奏のストリングスにつないだ、という印象を持ちました。
★参考にした音源
「オフコース・シングルス」(1998.3.28、TOCT-10250-2)
「SINGLES 21 1973→1982 [Disc 1]」 (1989/12/20、TOCT-5620)
「グレイテストヒッツ1969-1989」(1998.5.21、FHCF-2418-20)
「YES-NO〜シングルA面セレクション」(1994.3.16、TOCT-8347)
「オフ・コース1/僕の贈りもの」(2005.3.24、紙ジャケ、TOCT-25631)
「オフ・コース1/僕の贈りもの」(1992.6.24、音蔵、TOCT-6560)
「オフ・コース1/僕の贈りもの」(LPレコード、ETP-72118)
「Selection 1973-78」(2009.1.21、TOCT-95037)
「Selection 1973-78」(1998.2.25、TOCT-10095)
「YES-YES-YES〜オフコースA面コレクション」(1985.9.28、CA32-1169)
「i【ai】」(2006.12.6、TOCT-26151-2)
「Off Course 1969-1989 Digital dictionary」(ORDX-1007)
★「Selection 1973-78」はシングルバージョン、「YES-YES-YES〜オフコースA面コレクション」はシングルバージョンの後奏を途中でカットしたもの、「i【ai】」は「僕の贈りもの(アルバム)」バージョンだと思います。