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1982

オールナイトニッポン オフコース・ライブ・インブドーカン/言葉にできない
オールナイトニッポン オフコース・ライブ・インブドーカン」は、1982年6月30日深夜1時から放送されたラジオ番組です(ニッポン放送、AMラジオ)。
オールナイトニッポン」の音源は、ビデオテープ・DVDで発売された「OffCourse 1982・6・30-Concert in Budokan-」との違いはあるのか、がテーマです。

言葉にできない

オールナイトニッポン オフコース・ライブ・インブドーカン」で放送された「言葉にできない」の経緯については「INNER DOCUMENT OFF COURSE」(藤沢映子著、旺文社、昭和59年4月14日発行)に詳細が書かれています。
※最終日の涙の音源を流さないと判断した、という内容。

オールナイトニッポンの「言葉にできない」が最終日の音源でないことは明白ですが、音楽的な違いがわかればいいなあ、ということで、聴き比べを続けていきます。

オールナイトニッポンでは2番の「誰のせいでもない」の直後から、生ドラムの音が聴こえています。1982・6・30では、この箇所では生ドラムはなくてドラムコンピュータのみ。
※ジローさんは着替えをした松尾さんと同じ頃にステージの定位置に戻ってきたのかな、と予想しました(「心はなれて」〜「言葉にできない」の最初はジローさんがいないことが1982・6・30の映像で確認できます)。
最終日は小田さんが涙しているのを見て、ドラムの入るタイミングをずらしたのかも???

2番の「それがくやしくて 言葉にできない」のあとの「〜ラララ〜言葉にできない〜」の仁さんのベース。
1982・6・30では仁さんが小田さんのほうを見ているのが映っていて、ベースの音が少しぶれたような様子が音と映像からわかります(「やべっ」って感じで仁さんがべ―ス本体を見ている)。
→オールナイトニッポンでは、そのような演奏の乱れはありません。

その直後にハーモニカソロが始まりますが、入る手前でベースの音が低音で「トゥーン」という感じで入りますね。
1982・6・30ではよく聴こえるんですが(背後からではありますが、映像でも仁さんの左手の動きを見ることができます)、オールナイトニッポンではよく聴こえませんでした。

背後から様子を見ていたジローさん、1982・6・30ではいつ生ドラムを叩きはじめたんでしょうか?
2番の「それがくやしくて 言葉にできない」のあとの「〜ラララ〜言葉にできない〜」から小さな音で叩き始め、松尾さんのハーモニカソロが始まったタイミングで音を大きくしていったのかな、と思いました。
※このあたりから小田さんのボーカルは完全に安定したように思いました。

「もう今は」のところのコーラス。
高めの声がヤスさんで低めの声が仁さんだと思います。1982・6・30とオールナイトニッポンではほぼ同じ感じで聴こえるものの、1982・6・30の「Ah〜」の最後のコーラスは、仁さんの声が(ヤスさんよりも)よく聴こえるように思いました。

ひまわりの映像が出る瞬間、シンバル系の音が「シャララララ」と入りますが、この音はオールナイトニッポンのほうがダイナミックに聴こえました(音にメリハリがある)。

ここの1982・6・30の映像(ひまわりはまだ一輪)、ひまわりの映像とかぶさってメンバー全員が映りますが、仁さんは小田さんのほうを見ていますね。ヤスさんはうつむいてギターを弾いています。

「嬉しくて 言葉にできない」のあとのハーモニカソロ、オールナイトニッポンでは高めの音の音量がやや小さいように思いました。1982・6・30のほうが音のバランスが良いと思いました。

「今あなたに会えて」に入る手前のドラムス(シンバル)の音ですが、オールナイトニッポンよりも1982・6・30のほうが音がダイナミックに聴こえました。
※オールナイトニッポンはアナログ放送というのも影響していると思います

小田さんの最後のボーカルをどこまで伸ばすか、について。「ウ〜ウ〜〜」の下線部を1拍目と数えると。
1982・6・30…2小節目の4拍目の途中まで
オールナイトニッポン…3小節目1拍目の途中位まで(残響もあるのではっきりしないのですが、1982・6・30よりオールナイトニッポンのほうが半拍程度長い、というのは言えると思います)

後奏のリタルダンドするところ(最後から2小節目に入る入口のところ)、オールナイトニッポンでは「ドコドン」とドラムスが入っています。ここは1982・6・30でいうと「over」の文字が消えたくらいのところに相当します。
※1982・6・30では、この箇所での「ドコドン」というドラムスはありません。

………

最終日と最終日以外の「言葉にできない」を比較してみたわけですが。
1982・6・30の各々の心の動きも見えてくるように思いました。

小田さんの涙、うつむくヤスさん、仁さんは小田さんを見ていますが、松尾さんは平静を保ち続けます。その様子を後ろから見ていたジローさん。スクリーンで揺れるひまわり。

この時間を見ることができてよかったです。